サイトに料金表を載せた方が良いと、お話しする方々皆様にアドバイスを頂いたので、載せるべきか、載せないべきか熟考しました。
そもそも何故掲載するのに違和感を覚えたかというと、弊社はテンプレートを用いてデザインをしていませんし、同じ1ページであっても、とても長いページ、写真を多用したページ、オリジナルのイラストを用いたページ、etc…作る目的や規模によって費用は全然変わってきます。この変動するものに対して一律した金額を見せてしまう事に対して、少なからず抵抗を感じたからです。
しかしサイトを作りたいと思っているお客様からしたら、多少なりとも参考の金額が掲載されていた方が予算の計算がしやすいのも紛れもない事実かと思います。
やはり載せるべきだろうと思いつつ、参考に他の制作会社様のページを覗いてみると、実に様々な料金の見せ方をしていました。ライトプラン・プロフェッショナルプランなどパッケージ的にまとめて見せる、1つずつ個別に見せる、全く載せない、etc…
色々、見すぎた結果、若干頭の中が混乱してしまいましたが、結論としては弊社としては多少なりとも参考金額が分かるものは用意するべきだろうという結論にいたりました。近々公開できればと思います。
しかしながら料金ページを見るだけでなんとなくプロダクションのスタンスや立ち位置が見えてきてとても面白かったです。僕なりの分類はこんな感じです。
料金を載せない・・・大規模の制作会社、十分に集客力・実績がある制作会社・個人事務所、もしくは完全にアート側に寄っている事務所
料金を載せる・・・中・小規模の制作会社、地域密着型で中小企業・小規模企業者を応援するスタンスがある会社
という風に感じました。弊社はもちろん大企業ではありませんし、中小企業・小規模企業者様を応援する組織であり続けたいと思っていますので、料金表はやはり載せようと結論に達しました。
最後に今回は料金ページだけを取って色々と見比べてみましたが、ある特定の部分だけ切り取ってみるだけで実に様々な事が分かりとても面白いです。人間やデザインも同じだと思います。「一流は目が良い」と誰かが言っていましたが、よく見て真似る事が一流への第一歩だと思います。これからも日々の中で色々な事をよく見て観察し自分なりの答えへと昇華していきたい思いました。